2011年5月14日土曜日

タイヤ交換~銚子輪行

路面抵抗を減らしたらどうなるかなと、少しだけ細いタイヤに交換しました。


ものは、パナレーサー RiBMo 700x28c 。選択した理由はサイクルベースあさひのブログに紹介されていてよさげだったからというだけです。購入時についていた32cのタイヤに比べて、タイヤパターンも抵抗が少なそうなので期待できます。

翌日、早速銚子まで走ってみました。
ルートはR296-東総広域農道-R126-県道286(銚子ドーバーライン)です。
タイヤを替えた効果もあってか、快調に多古まで走ります。


この道は昔に比べて交通量が増えているように思いますが、国道に比べると快適です。


特に多古のあたりはこんな田園風景が広がっていて、のんびり走るのが楽しいです。
ただ、このあたりでまた風が強くなってきました。


コンビニにあった「がんばろう日本」の吹流しはほぼ真横です。
前回のこともありますので、「とりあえず、オレ、がんばれ」という気持ちになります。
幸い横風だったので、それほど大きな影響はなく淡々と農道を走りきり、R126を抜け、銚子ドーバーラインに入りました。


ここもオートバイや車では何度となく走った道ですが、自転車で来ると新鮮ですね。


銚子ドーバーラインの途中で遊歩道に降りてみました。
降りる道は車止めのためガードレールでがっちりふさがれているので、バイクを担いで乗り越えていきます。
降りたところには、ちょうど立ち入り禁止とペンキでかかれたテトラポッドが飯岡方面に行く遊歩道をふさいでいるところでした。その先を見てみると、


地震の影響か、前からこうなのか、がたがたに崩れています。
立ち入り禁止の表示がなくても通る気にはなれないので、おとなしく外川方面にいきます。


これも津波の影響なのかなぁと、打ち上げられた船を横目に見つつ、遊歩道を走りきり外川に入ります。ついでなので、銚子電鉄 外川駅にあがって、しばし休憩しました。


休憩後はぶらぶらと銚子電鉄 観音駅まで走ります。
目当ては、いつものこれです。


 餡とクリームをほおばりながら、桃太郎電鉄のデザインが施された車両が走るのを眺めます。


帰りはJR銚子駅まで走り、特急で輪行です。


縦型の輪行バッグだと最後部座席裏にちょうどいい感じに収まりますね。横型だと少しはみ出すかも。

佐倉駅についてバイクを組み上げているとき、知らないおじさんに
「これからどこかに行くの?」
と聞かれたので、
「銚子まで自転車で走って、いま電車で帰ってきたとこですよ」
といったらびっくりされました。
この日の走行距離は75km程度でスポーツバイクとしてはたいしたことはないんですが、たしかにママチャリしか知らないと、びっくりするでしょうね。自分自身としても、オートバイでは遠く感じていた銚子も、自分の足で走れてしまうとわりと近くに感じてしまうのが不思議でした。

2011年5月8日日曜日

初ビンディングペダル

前回の利根川ではフラットペダルでしたが、踏み足だけでなく、引き足も使えないと効率が悪いなぁと思って走っていました。

早速週末に自転車屋に行って、ビンディングペダルとMTB用シューズを購入してきました。ビンディングペダルはまだ迷いがあったので、いざとなかったらビンディングをはめずに漕げそうなガード付のものを選択しました。

帰宅後すぐにペダルを取り付けます。ビンディングのテンションは最弱にセットしておいて、次にMTBシューズにクリートをセットします。
自転車関連の本を見ると「クリートは拇指球あたりがペダル軸の上になるように調整する」とあり、さらに「クリートは仮止めする」とありました。なるほどと、そのとおりになるようにセットした靴を履き、ビンディングをはめ込んでみます。
少し前過ぎたなと思い、かかとを外側にひねってペダルから靴を外そうとしました。が、クリートがずれてしまい靴が外れない。。。

仮止めという文字をバカ正直に受け取って、少し緩めに締めた状態にしていたせいでした。
幸い壁に手をついて停まっている状態でしたのでバイクにまたがったまま靴を脱いで事なきを得ました。いきなり走り出すほどバカでなくて良かったと思いました。
両手で靴を持ち、おもいっきりネジってペダルから外します。足でこんな回転したらたぶん捻挫します。再度、クリート位置を調整して、ネジを「きつめに」締めこんでから再度確認します。

なんとなく調整できたので、駐車場でぐるぐる回りながら脱着の練習を何度も繰り返し練習しました。ちょっとアホの子みたいですが幸い誰にも見られることはなく、またコケることもなく、要領もわかってきたので練習終了。

翌日、北印旛沼に試走にいきました。


この日は朝霧のせいで対岸が見えず、風車の周りが島のように見えて新鮮でしたね。


西印旛沼沿いを自転車道で走り、途中自転車道が通れない箇所は県道を使って北印旛沼方面に抜けて安食駅まで走ります。


安食駅で少し休憩後、来た道を戻って帰宅です。距離は短いですが立ちゴケは無しだったので満足です。
昔、MTBに乗っていたときはビンディングストラップを使っていましたたが、クリートのほうがはるかにラクで確実ですね。下手なペダリングなりにも引き足が使えたせいか、フラットペダルよりもラクに走れたように思います。

2011年5月5日木曜日

利根川強風

GWの浜名湖周遊で100km走れたので、今度は利根川沿いに銚子まで走ってやろうと思い立ちました。想定していたコースは印旛から県道12号で安食にでて、利根川沿いの自転車道をひたすら東に走るルートです。
当日は、風が強いという予報がでていましたが、決行です。

ところが県道12号の途中で通行止め。どうやら震災の影響らしいです。


しょっぱなからケチがつきましたが、ケータイのGPSナビで迂回路を捜して、利根川に出て佐原我孫子自転車道にでました。

ここから、佐原経由で銚子を目指しましたが。。。


絶え間なく強い向かい風が、容赦なく吹き付けます。
途中で見た吹流しがほぼ水平だったので、風速は10m/s近かったと思います。
なんかずっと上り坂を走っているような感じで香取市に入るころには足が売り切れてしまいました。


すっかり心が折れてしまい、予定変更、佐原駅から輪行することにしました。
輪行袋は、タイオガコクーンよりもコンパクトに収納できるオーストリッチ L-100です。初めて使うのでどうセットしたらいいか考えながら作業していると、電車到着のアナウンスが流れてきました。まぁ一本くらいいいかと乗り過ごします。


セットした輪行袋を肩に下げ駅に入って時刻表をみると、次の電車はなんと1時間後でした。。。
いらん落ちがつきましたが、いい経験ができたと自分を慰めて1時間後の電車に乗って帰ってきました。

やっぱり風は甘くみてはいけませんね。

2011年5月4日水曜日

はじめに

ケッタは東海地方の方言で、自転車のことです。
私が育った東三河では、「けったぁ」と語尾をのばして発音していました。

ろくな交通機関がない田舎では、子供の移動手段は「けったぁ」に限られていました。友達の家に行くにも、かぶとやくわがたを取りに行くときも、街の本屋に行くときも、いつも「けったぁ」を漕いでいったものです。
短い時間で長い距離を移動でき、風を切って走れる「けったぁ」に乗るのは楽しみでした。

高校生になり市の中央よりも少し南側にある高校に通うようになると、毎日「けったぁ」で通学するようになりました。初めてドロップハンドルの自転車を買ってもらったのも、この頃です。学校帰りに友達と少しばかり遠出をするようにもなりました。
伊良湖岬に行こうとして強風で前に進めなくなり蔵王山あたりでお茶を濁して帰ってきたり、浜名湖に行った帰りに本坂トンネルへの(当時の私にとって)長い坂にあえいでみたりして、自分で漕がなくても走ってくれるオートバイにあこがれるようになりました。

大学に入って一人暮らしを始めたときも自転車を持っていきましたが、免許を取ってオートバイを手に入れると自転車には全く乗らなくなってしまいました。

次に自転車を乗ったのは、社会人になってからです。
学生時代からの不摂生や喫煙ですっかり体調がおかしくなってしまったので、体力つくりのために自転車に乗ろうと当時ブームだったMTBを購入しました。
これは自分にとっては大失敗でした。オートバイのスピード感になれていたせいもありますが、ブロックタイヤの路面抵抗やアップライトなポジションによる向かい風の抵抗がきつくて重くて遅いMTBは、当時の自分にとっては全く面白くない乗り物でした。タイヤをスリックに変えたり、ドロップハンドル化したりしたものの結局は乗らなくなってしまい、引越しを機に手放してしまいました。

その次に買ったのは、ダホーンの折りたたみ自転車です。
型番は覚えていませんが3万円前後で、小径タイヤのおかげか街中ではよく走るバイクでした。が、ちょっと段差に乗り上げるとチェーンが外れてしまう欠陥がありました。隣の町にいくのに4回も5回もチェーンが外れるのはかなりストレスがたまります。
修理(なんでもBBが長さが違うものが入っていたらしい)してもチェーンが外れやすいことに変わりはなく、これまた結局処分しました。

そんなこんなでもう自転車はいいやと思っていましたが、2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
当日は会社から4時間半かけて徒歩帰宅、翌週早々の公共交通機関の停止、そのあとのガソリン不足を目の当たりにして、まずは代替手段としての自転車を再認識したのでした。

翌週末に西千葉の自転車屋に行き、店内につるしてあったクロスバイクのCannodale Quick 4を購入しました。そのまま佐倉まで、ガソリンスタンドから続く車の長蛇の列を横目で見ながら、自転車で走りました。
クロスバイクは、その前の2台と違って、スピード感がありしっかりと走ってくれて、楽しかった。自分としては、ひさびさに「けったぁ」を手に入れた感覚でした。

それ以来、以前のブログにも書いてますが、週末に「けったぁ」で走り回るようになりました。
このブログでは「けったぁ」で楽しんだことを伝えられたらいいなと思います。