2011年10月9日日曜日

BRM1009北海道200km札幌を走った話その2

あけて翌日。
5時半にホテルを出ると、ものすごく冷え込んでいました。あわててウィンドブレーカーを着て、グローブも指付のものに付け替えます。

スタート地点に行くと、すでに運営スタッフの方と参加者が集まっていました。
変わったところではブロンプトンの3速の方もいました。てっきりお見送りかスタッフの方かと思ったのですが、参加者の方でした(後でAJ北海道の掲示板をみたら完走されたとのこと。ロードバイクで四苦八苦していた私からするとすごいの一言です)。



6時に受付開始、その後ブリーフィング、車検を経て、いよいよスタートです。
7:00と7:10の2回にわかれましたが、私は後者でした。


信号が青になり、R453を南に走り始めます。街中で車通りが多い、登り基調の道です。
はじめはちょっとした集団で、私は最後尾を走っていました。自分が遅いのはわかっているし、前半はペースを押さえるために後ろのあたりをのんびり走ろうと考えていたのですが、少しずつ早い人は前に出て行き、ついていけない人が下がったり、グループで走る人が合流のために抜けたりして、だんだんバラけてきました。

支笏湖への登り道になると3人くらいになりました。ペースは私からしても遅めな感じでしたが、序盤は押さえたいという気持ちもあったので、しばらくはついていきます。しかしながら途中どうにも遅すぎるように思ったので、いつでも抜かれてもいいやという気持ちで前に出てみました。
実際そのとおり何人にも抜かれましたが、気にせずマイペースの一人旅で「ようこそ支笏湖へ」の看板まで登りきりました。

しばらくは支笏湖までの下っては登り返しを繰り返し、ようやくポロピナイキャンプ場まで下って、支笏湖東岸を南下するルートに入りました。支笏湖の写真をとりたいと思いつつも、この序盤でのんびりしていて自分のペースで大丈夫かいなと思い、通り過ぎてしまいました。

R276から県道141号に入り苫小牧を目指します。林間の1.5~2車線の道でいい雰囲気ですが、なかなか下りになってくれません。樽前山のあたりまで少し下っては上り返すといった形で脚にきます。


ようやく道が開け、下りになります。
この当たりくらいで序盤を抜けた感じがでて、写真を撮る余裕が出ました。とはいってもバイクにまたがったままでの撮影でしたが。ここはもうだいぶ下りきってますね。

10:15、PC1のサンクス苫小牧澄川店にてお買い物。
すでに1Lのアクエリアスがつきかけていたので、もう1L購入。少し早めの昼飯としておにぎり2個と、お気に入りの補給食のドラ焼きは売り切れていたので代わりのミニ羊羹も買います。
ここでようやくウィンドブレーカーを脱ぎ、グローブを指無しのものにします。白人の方でハーフのレーパンで参加されている方がいましたが、とても真似できません。

おにぎりを立ち食いして、ボトルにつめ切れなかったドリンクを飲み干し、10:32に出発。

R36に入り白老を目指しますが、あいにくの向かい風でペースが上がりません。そういえば朝の天気予報は南西の風、最大7m/sの予想だったもんなぁ。

R453から町道経由で県道86号に抜けて、今度は北上します。
白老から大滝にいたるこの道は交通量も少なく、美しい風景でした。
まだ100kmも走っていないものの 、写真を撮りつつ行きます。


そのせいか完全に一人旅状態になりました。
追いつけもしませんが、抜かれもしません(たぶん同じ時間帯は、皆さん白老バーガーを召し上がっていたのかも。。。)

もともと一人で走るほうが気が楽ですし、いつものツーリング気分になってきました。
しかしながら、この県道86号線はじわじわと上り続け、勾配もきつくなり、だんだん脚に来ます。
とっくにインナーロー状態ですがまだまだ登らされるといった感じで、ルート中一番きついところでした。

それでもなんとか登りきり、爽快な下りに入ります。R453に出て、PC2のセイコーマート大滝店に向かいます。向こうからブルベライダーが何人もやってきます。すれちがう度に頭を下げたり、手を上げたりして挨拶します。何の面識もない人ですが、ここまで走ってくると自然と親近感がわいてきます。

ようやくPC2に着き、13:45付けでお買い物終了。またもやアクエリアス1Lと、350mlのコーラ缶、シュークリームと餡ドーナツ、スニッカーズを購入。アクエリアスとスニッカーズ以外はその場で食べてしまいます。これでようやく人心地がつきました。県道86号がつらかったのは、白老で十分な補給ができていなかったせいもあるかもしれません。

再びR453を東に向かいます。
県道86号に入る前に私を抜いていった人に何人もすれ違います。
皆さん、余裕をもって白老バーガーを召し上がっていたのかなぁ。いいなぁ。

若干食い物のうらみをひきづりつつ、美笛峠を越えて支笏湖を目指します。


このあたりの景色も良くて何度も立ち止まってしまいました。
自分にとっては食事よりも、走ること、いい景色を見ることのほうが好きなようです。

支笏湖の南岸に入りましたが、木が邪魔で湖が見えません。そのくせ、3連休の中日の夕方という時間帯もあってか、車の通行量が非常に多く、ストレスがたまりました。

モーラップを越えて、R276の分岐を過ぎると、交通量がぐっと減ります。
もう夕暮れが近いので、支笏湖温泉街の休憩コーナーで長袖タンクトップのアンダーウェアを着込み、アイウェアのレンズをクリアに交換します。ヘルメットにヘッドライトとテールランプをつけます。

最後の登りに備えて、スニッカーズを食べてから出発。


支笏湖西岸に入るときにはだいぶ日が傾いていました。


体力はだいぶ使いましたが、それでも「ようやく、ここまで帰ってきた」という思いで気力は充実しています。自転車につけたライト2灯、テールライトを点灯し、ヘッドランプをスモールにします。

ポロピナイを過ぎて、いよいよ終盤の登りに入りました。
行きと違って道を知っているので、登り返しの精神的なショックもありません。インナーローで着実の登りきることだけを考えて、「ようこそ支笏湖へ」の看板までやってきました。

ここでウィンドブレーカーを装着して、手袋も指つきに変えます。
ふとサイクルコンピュータを見ると、速度を示す数字が点滅しています。電池切れです。最悪のタイミングですが、ふもとまでは持つだろうと走り始めます(なぜか翌日には直ってしまいました。それだけ冷え込んでいたのかもしれません)。

ヘッドランプの光量は最大にしました。
実のところ、バイクにはGENTOS GS-355を2個つけていたので十分かと思っていたのですが、直前になってAMAZONで衝動買いしたのが、おなじくGENTOSのHLX-339です。
夜間のメーター視認だけでなく、暗い下り道でも活躍してくれました。80ルーメンで十分光量があり、見る方向を照らしてくれるのは便利で、本当に心強かったです。

ゴールのローソン石山東五丁目店で買い物をしたのは、18:36でした。
石山緑地駐車場にてブルベカードとレシートを運営スタッフの方に提出してチェック完了。
所要時間 11時間26分で無事完走です。

はじめはどうなることかと思いましたが、自分としては十分満足できる結果でした。

ゴール後のホテルまでの道のり分も入ってますが、サイクルコンピュータの結果は、
  • 走行距離:212.15km
  • 走行時間:10:14'20
  • 平均速度:20.7km/h
  • 最高速度:60.8km/h
心拍計の消費カロリー値は、5166kcalでした。

GPS(ユピテル ASG-CM12)のログ


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