2011年10月8日土曜日

BRM1009北海道200km札幌を走った話その1

ことのはじめは、100km超をちょくちょく走るようになった7月初旬頃。

米津一成さんの「自転車で遠くに行きたい」を読んでブルベに興味を持ちました。
100km超えはわりとすんなりいけたし、最も短い200kmならなんとかなるんじゃないの。大丈夫だいじょーぶと勝手に判断。早速Audax Japanの関東近辺の各団体のイベントを調べてみました。

しかしながらあいにく200kmはシーズンはじめに終わってしまっており、残っているのは300km超ばかり。さすがに来年挑戦しようかとあきらめかけたとき、AJ北海道のBRM1009北海道200km札幌を見つけました。

『支笏湖畔から苫小牧市、白老町を抜ける、ロケーションの美しいコースです。ゆっくり組は白老バーガーを楽しみましょう!ウサギさんチームはフォーレスト275のきのこ汁がうまい?』


オートバイに乗っていたときからあこがれていた北海道を走る。。。
自転車なら、飛行機であっという間(オートバイでの自走やフェリーに比べて)です。ついでに飛行機輪行デビューもできます。
すっかり舞い上がり、それほど深く考えずにスポーツエントリーで登録完了してしました。

さて、あらためてイベント情報を見てみると、冒頭の一行がようやく目に入りました。

『札幌市内発着の山岳スペシャルなブルベです。』

あー、そうなんだ。。。ん!?
記載されている地図をもとにルートラボで見てみると、獲得標高2600m以上あります。
対して、3月から始めた私はほとんど平らなところしか走ったことがありません。このまま行けば玉砕確実です。

しまったと思ったもの、いまさらキャンセルするのも癪だし、まだ3ヶ月あります。
というわけで着々と準備をすすめつつ、退路を断つために飛行機のチケットを購入し、宿も連泊で予約して、いよいよ10月8日。

まずは北海道にいくに当たって、飛行機輪行です。
サイクルベースあさひの輪行袋のページを見ながら、ハードケースにするか、緩衝材が入ったソフトケースにするか悩みましたが、結局、いつも愛用しているオーストリッチ L-100にしました。
いつも電車での輪行と違うのは、
  • リアだけでなくフロントにもエンド金具を入れた
  • チェーンとリアディレーラは外した
  • フレームとフロントフォークに少しだけ保護材を巻いた

いずれも気休めですが、ANAならぶん投げたりしないだろう(たぶん。。)からと自分に言い聞かせながら、手荷物預かりカウンターへ。

事前に飛行機輪行の体験談をググッていたのですが、いずれも

「お渡しは、ハンドキャリーしますか?」

とか聞かれ、総じて自転車はやさしく丁寧に扱ってくれるとありました。
しかしながら、受付のおねーさんも3連休の初日で忙しいせいか

「ベルトコンベアで流すんで横にしますけど、いいですか?」

ぐらいしか聞かれませんでした。不安になりながらも、こちらとしては仕方がなく、

「ダチョウの絵があるほうが上なんで、なにとぞ穏便に。。。」

と下手にでることしかできません。

そうこうしていると、自分が乗る飛行機がやってきました。


私も乗り込み、相棒のTREK君も無事に搭載されていることを祈っていると、離陸です。


あいにく雲が多い日でしたが、富士山山頂は拝むことができました。これは幸先がよい。

1時間ほどのフライトで無事に新千歳空港に到着。
手荷物受け取り所で相棒のTREK君がベルトコンベアにのって流れてくるのをいまや遅しと待ち構えてましたが、結局空港の人が台車に積んでハンドキャリーしてくれました。よかった。


JR北海道の車両は、防寒のためにドア周辺部が通路部として、客室とは別に区分けされています。自転車を置くには、通路部よりも、客室部の最優先座席の後ろが一番置きやすかったです。

今日明日の宿は、札幌の南郊、ブルベスタート地点に近い川沿のホテルを予約しています。恵庭か北広島で下車して自走でも考えていましたが、にわか雨が降ってきたので札幌まで行きました。

札幌駅前は広々としていて、輪行してきたバイクを組み上げるには好都合でした。
R230をのんびり30分ほど走って宿に到着。フロントの方の許可を取って、自転車は部屋に持ち込ませてもらいました。
ちなみに1ヶ月前にWeb予約したときはシングルだったはずですが、なぜかツインの広々した部屋で余裕で自転車を置けるのがうれしかったです。

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